知人からリクエストがあったので、アメリカ大学留学について書いてみたいと思います。
私が留学を決意した2000年は、メールによるコミュニケーションにやっと慣れてきた頃でした。このころ、大学選びに利用したのは「留学ガイド」のような分厚い本。
朝から晩まで学校の特色を調べ、気に入った学校があるとウェブで調べて…の繰り返し。
今ではどの大学も充実したウェブページを持っていて、Google mapで立地も確認できるし、FacebookなどのSNSで、現地の大学生がどんな生活を送っているのかまで垣間見ることができちゃいますので、ずいぶんと留学もしやすくなりました。
大学での数年は今後の人生に大きく影響を及ぼすので、しっかり調べてから行動したいですね。まずは、アメリカの大学の制度について簡単に説明します。
2年制大学と4年生大学
アメリカの高等教育システムには、コミュニティーカレッジ (又はジュニアカレッジ) と呼ばれる2年制の大学と、4年制の大学の2タイプあります。
2年制のコミュニティーカレッジは、4年制大学と比べ学費が安く、入学に必要な条件も比較的低い傾向にあるため、最初はコミュニティーカレッジに入学して、その後4年制大学に編入するということは珍しくありません。通常、カレッジにはスチューデント・アドバイザーと呼ばれる生徒の相談役がいますので、編入を考えている4年制大学にどの単位が移行できるのか確認しながら授業プランを考えると良いでしょう。
4年制大学の場合は、コミュニティーカレッジと比べ学費は高くなる傾向にあります。入学基準も高くなるので、しっかり準備をしておく必要があります。専攻科目が決まっていなくても、最初の2年間は通常一般教養などのクラスを取ることになりますので、その間に進路を考えることができます。4年制大学の利点は、コミュニティーカレッジよりも、図書館や、コンピューター、スポーツジムなどの施設が充実していることが多いことです。また学科数、生徒数も多いので、いろいろな分野の友達から将来のアドバイスを受けることができます。
ただ、2年制でも入学が難しい大学もあるでしょうし、4年制でも学費が安い大学はあるでしょう。上記の情報を参考にして、いろいろ調べてみてください。
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